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【ワシントン=蒔田一彦】米国のトランプ大統領は9日、エスパー国防長官を解任したと発表した。エスパー氏は人種差別に抗議するデモへの対応などを巡りトランプ氏と対立していた。長官代行には国家テロ対策センターのクリストファー・ミラー所長を起用した。
トランプ氏はツイッターで「エスパー氏は解任された。彼の奉仕に感謝したい」と述べた。長官代行の任命は上院の承認が必要ない。
エスパー氏はトランプ氏に指名され、2019年7月、陸軍長官から国防長官に就任した。人種差別に抗議するデモが拡大した今年6月、トランプ氏が治安維持を目的とする軍の派遣を示唆した。エスパー氏は記者会見で、「支持しない」と明確に反対していた。
エスパー氏はまた、南北戦争で奴隷制度を支持した南軍の旗を米軍基地などで掲げることを事実上禁じる方針を7月に発表し、南軍旗の使用を擁護するトランプ氏の考えに反する形となっていた。
大統領選で民主党のジョー・バイデン前副大統領が勝利を確実にし、政権移行準備を進める中での重要閣僚の解任は異例だ。ナンシー・ペロシ下院議長(民主)は9日の声明で「トランプ大統領は世界中に混乱をまき散らすため、任期最後の日々を利用することに熱心になっている」などと批判した。
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