栃木県小山市城東2丁目の空き地で19日夕、ビニール袋に入った乳児の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課と小山署は23日、死体遺棄の疑いで小山市、派遣社員の女(36)を逮捕した。調べに対し容疑を認め、「自分が産んだ赤ちゃんを捨てた」などと供述しているという。乳児は出生後に死亡し遺棄されたとみられ、県警は動機や経緯などを調べている。
逮捕容疑は、17日ごろから翌18日ごろまでの間、同所の自宅近くの空き地に乳児の遺体を遺棄した疑い。
県警によると、女は独身で1人暮らし。防犯カメラの映像や現場周辺の聞き込み捜査で浮上した。
遺体は男児で生後数時間程度だったとされ、服は着ておらず、へその緒が付いた状態だった。司法解剖の結果、死因は頭蓋内損傷と判明。頭頂部付近には骨折があったという。その他、目立った外傷はなかった。
19日午後5時20分ごろ、通行人が赤ちゃんの遺体のようなものを見つけ、110番。駆け付けた警察官が半透明のビニール袋に入った遺体を確認した。現場はJR小山駅から東に約600メートルの一戸建てやアパートなどが並ぶ住宅街。
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