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なぜ?山形・南陽市役所に3800件以上の迷惑電話 中国になじみの深い地名が原因に? - 河北新報オンライン

迷惑電話が殺到した南陽市役所

 東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、中国からとみられる迷惑電話が全国で相次いでいる問題で、原発から100キロ以上離れた南陽市役所に3800件以上の電話があったことが30日分かった。市の担当者は「どうして」と困惑するが、中国の人々になじみのある「南陽」という地名が原因の可能性もある。

 市によると、迷惑電話は放出が始まった24日の午後9時ごろから来始め、同日中だけで90件あった。25日は1680件と爆発的に増え、市は発信元の番号に中国の国番号「86」が付いていたら即座に切るよう交換手に指示した。

 26日は1220件、27日は680件と徐々に沈静化したが、累計で3820件を超えた。始まった当初に確認した電話口の声は男女さまざまで、子どもの声もあった。早口の中国語でまくし立てられ、内容は全く分からなかったという。

 市の業務に大きな支障はなかった。電話が集中した理由について市総務課の担当者は「全く心当たりがない」と話すが、都市名が一因となった可能性がある。

 南陽市は1967年に赤湯町、宮内町、和郷村が合併して誕生する際、当時の山形県知事が住み良さを意味する中国の故事として知られる「南陽の菊水」から引用して市名を付けた。

 中国・河南省にも南陽市があり、三国志の天才軍師・諸葛孔明が劉備玄徳から「三顧の礼」を受けた地として中国国内でも有名だ。1988年に両市は友好都市関係を結び、今も交流が続いている。

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