
現場のクリニックに通っていた元患者の中には、事件から2年がたった今も気持ちを切り替えられず、不安を抱えている人がいます。
事件で亡くなった院長の西澤弘太郎さん(当時49)を慕っていた元患者も多くいました。
クリニックに8年ほど通っていたという40代の男性によりますと、西澤院長は、どんなに忙しくてもしっかり目を合わせ、親身になって話を聞いてくれたといいます。
男性は現在、別のクリニックで治療を続けていますが、「西澤先生のように信頼できる先生はほかにいません。人生の5分の1ほどの期間お世話になり、私の話を1から10まで聞いてくれた上、あたたかいことばで励ましてくれました。この2年間、なんとか前を向いて生きてきましたが、気持ちの整理はつきません。戻れるなら事件の前に戻りたいです」と話していました。
また、30代の元患者の女性は、事件のあと、しばらくは気分が落ち込み、別のクリニックを探すことができなかったといいます。
女性は「西澤先生は、仕事で遅れてしまっても待っていてくれて、本当に助かりました。あの優しい顔を今でも思い出し、『なぜ亡くなってしまったのだろう』と考えてしまいます。特に12月になると事件のことが頭をよぎり、つらい気持ちになります」と話していました。
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