
「SLIM」が月面着陸に挑むことについてJAXA=宇宙航空研究開発機構の開発責任者、坂井真一郎プロジェクトマネージャに聞きました。
月には大気がほとんどないことから、着地の衝撃を和らげるには、ガスを噴射し速度を落とす必要があるなど、着陸が難しいとされています。さらに坂井プロジェクトマネージャは、小惑星などと比べて大きな重力があり引き寄せられるため、一度降下を始めるとやり直しが難しいと説明しました。
その上で「これまでもシミュレーションするなどし考え尽くしているが、本当に見落としはないのか今でも考える。着陸までの最後20分はわれわれにとっては長くて短い20分になると思う」と話しました。
「SLIM」は当初の計画から今回の着陸挑戦までおよそ20年かかり、途中、搭載するロケットが小型ロケット「イプシロン」から大型ロケット「H2A」に変わるなど計画の変更も余儀なくされました。
これまでの開発を振り返り、「ロケットが変わることに伴って「SLIM」の見直しが必要になるなど検討に時間がかかり、前に進んでいるような気がしなかったこともあったが、技術的な課題を1つ1つ乗り越えてここまでたどり着いた」とした上で、「SLIMで実証する『ピンポイント』での着陸は、これから月や天体の探査で、かならず必要になる技術だと感じている。各国が月に向かうなかで成功させ、日本やJAXAとしてこの技術を確立することがわれわれの使命だ。色々な人の思いを月まで届けてほしい」と期待を語りました。
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